かぼちゃは胃、膵臓、脾臓を養う土用の安定のエネルギーを持った丸い野菜です。
心と体を満足させ、気持ちが落ち着き、ものごとをおおらかに捉えられるようになります。
玄米を炒ることで、玄米の脂質が分解され、また芯まで柔らかく炊けるので、消化がよくなります。

この料理は、
脾臓・胃・膵臓を
養うお料理です。
材料(2~3人分)
- 玄米 1/2合
- かぼちゃ 200g
(種や綿を取った状態) - 塩 ほんのひとつまみ
- 昆布 2cm×1.5cm
- 水 玄米の4~6倍
作り方
1. 玄米をバットに広げ、両手で玄米を優しく触りながらその状態を確認し、黒くなったものや、傷がついた玄米があれば取り除きます。
( 毎日触って、玄米と仲良くなりましょう。季節や天候の変化による、ちょっとした玄米の水分量の変化に気付けるようになります。

2. ボウルに1の玄米を入れ、たっぷりの水を注ぎます。
( この水が一番大切!出会い水と呼び、玄米はとても乾燥していて、最初につけたこの水を一番よく吸います。浄水器の水やミネラルウォーターなど、美味しい水を使うなら、ここで使うと玄米が美味しく炊けます。

3. 玄米が舞い上がるように、底からすくい上げるようにして、右回りに回しながら玄米を優しく洗います。何度も水を替え、濁りがなくなるまで洗います。( 一回ずつ丁寧に洗い、ザルを使って完全に水を切ると洗う回数が減ります。)

4. きれいに洗った玄米は、ザルにあげて水を切ります。

5. かぼちゃを経絡(縦の筋)に沿って1cm幅の回し切りにして、くし型になったものをさらに1cm角に切ります。皮を下にしてバットに並べて、ほんのひとつまみの塩をふって両手で優しくマッサージをします。

6. 圧力鍋を熱し、4の玄米を入れて、弱火で木べらで混ぜながら、まんべんなく炒ります。

7. 5に分量の水と昆布を入れて火にかけます。沸騰してきたら、ほんのひとつまみの塩を加え、蓋をして圧力をかけます。
圧力がかかったら弱火にして、25分火にかけます。

8. お粥が炊けたら火からおろして濡れ布巾の上に置いて冷まし、自然に圧が抜けるのを待ちます。最後に、ほんのひとつまみの塩を加えて味を整え、器に盛って完成です。

レシピ監修

マクロビ料理師範
マダム・カーコ