砂糖やみりんを使わないのに、しっかりとした甘み、旨味が味わえます。
切り干し大根は体に溜まった動物性脂肪を溶かし、体外に排泄してくれる働きがあります。

この料理は、
腎臓・膀胱を
養うお料理です。
材料(2人分)
- 切り干し大根 20g
- 人参 1/4カップ
- 板麩 1/2枚
- 絹さやorインゲン 適宜
- 醤油 小さじ1/2~
作り方
1. 切り干し大根は、保存の際に袋の中でぎゅーっと陽性になっているため、調理の前にバットなどに広げてほぐします。空気に触れることでふわっとしたエネルギーになり、よりふっくらとした煮物を作ることができます。

2. ボウルに切り干し大根を入れ、ひたひたのお水を入れて戻します。たくさんの水で戻すと戻し汁が薄くなるので、ひたひたの水で戻すのがおいしく作るコツです。また、うまみが抜けてしまうので、戻し過ぎないようにします。戻し汁は、煮込むときに使うので捨てずに取っておきます。

3. 板麩は水で戻します。柔らかくなったら1.5cm幅に切ります。

4. 絹さや(もしくはインゲン)は色よく茹でてから、食べやすい長さに斜め切りします。

5. 2で戻した切り干し大根は軽く水気を絞ってから、5cmぐらいの食べやすい長さに切ります。
6. 浅いお鍋に切り干し大根を入れて、切り干し大根の匂いが甘い香りに変わるまで、お箸で丁寧にひっくり返しながらゆっくりと弱火で炒めます。火が強いと切り干し大根の甘味が引き出せず、また焦げるので気をつけます。焦げ付きそうな時は、切り干し大根の戻し汁を小さじ1程度ずつ加えながら炒めます。

7. 6に2の戻し汁を入れて、蓋をして5~10分煮込みます。切り干し大根が少し軟らかくなったところで煮汁の味見をしてみると、切り干し大根の甘味が口に広がります。

8. 人参を切り干し大根の上にきれいに広げて、さらに弱火で煮込みます。時間にして約5分~10分です。戻し汁が足りないようなら水を足します。

9. 8の人参がきれいな色になって柔らかくなったら、煮汁の味を確かめ、鍋肌から醤油を入れ、板麩を重ねてさらに煮込みます。醤油を入れる時は、具材にかからないように、煮汁に入れるようにしましょう。

10. 9の煮汁がなくなったら天地を返し、香り醤油で味を調えます。

11. 器に盛り付け、4の絹さや(もしくはインゲン)をあしらってできあがりです。

レシピ監修

マクロビ料理師範
マダム・カーコ