小豆は腎臓の形に似ているので、食べると腎臓が元気になります。ただし、砂糖が大量に入ったあんこでは、逆に腎臓を弱らせてしまうため、レーズンの自然な甘みであんこを作り、葛玉にしました。
陽性な小豆は、体に溜まった余計な水分を吸って外に出し、葛は腸内の油を分解してくれます。

この料理は、
腎臓・膀胱を
養うお料理です。
材料(2人分)
- 小豆 1/4カップ
- 葛粉 大さじ1と1/2
- 昆布 切手大 1 枚
- レーズン 大さじ1
- 塩 ほんの数粒
- 水 3/4カップ
作り方
1. 小豆はサッと洗って、ボウルに入れて3倍の水(分量外)に一晩つけておきます。

2. 1を圧力鍋に水ごと入れて、弱火で10分かけて沸騰させます。沸騰したら昆布を入れて、蓋をして強火にして圧力をかけます。圧力鍋の蓋のピンが上がったら、弱火にして20分炊きます。

3. 20分経ったら火を止めて、濡れ布巾の上にお鍋をおいて、お鍋の側面も濡れ布巾で拭いておきます。ひと巻きします。左の角を中央に向けて折って巻いていき、巻き終わりを水溶き小麦粉でとめます。
4. 小豆がやわらかくなったら、刻んだレーズンを加えて、木べらでよく練ります。小豆を混ぜたとき、鍋の底が見えるようになったら、あんこのできあがりです。火を入れすぎるとパサパサになるので気をつけましょう。

5. 4のあんこをバットに広げて粗熱をとります。

6. 5のあんこを直径4cmくらいに丸めて団子を作り、少し間隔を開けて皿に並べます。

7. 浅い鍋に葛粉を入れて、分量の1/3の水を注いで、葛粉を指で溶いておきます。葛粉が完全に溶けたら、残りの水をお鍋に入れて、木べらで混ぜます。

8. 7にほんの数粒のお塩を加えて、弱火にかけます。葛粉にとろみが出るまでゆっくりと弱火にかけながら、木べらで混ぜ続けます。

9.葛粉が透明になってとろみが出てきたら、スプーンですくいとって6の団子ひとつずつに、トロリとかけます。冷めると葛粉が固まって、きれいな葛玉のできあがりです。

レシピ監修

マクロビ料理師範
マダム・カーコ