雑穀の中でも陰性なたかきびは、特に成長期の子どもに必要な上に伸びるエネルギーを持っています。食物繊維、マグネシウム、鉄分が豊富で、便秘や貧血の改善、美肌作りに効果的です。また、ナイアシンが胃腸を整えてくれます。食感と色味がひき肉に似ていて食べ応えがあり、お子様や男性にも喜んでもらえる一品です。

この料理は、心臓・小腸を
養うお料理です。
材料(2人分)
- たかきび 1/2カップ
- 水 1カップ
- 塩 ほんの数粒
- 玉ねぎ(みじん切り) 1/2カップ
- パン粉 大さじ2
- 菜種油 適宜
八丁味噌ソースの材料
- 八丁味噌 大さじ1/2~
- メープルシロップ 大さじ1/2~
- りんごジュース 大さじ1/2~
作り方
1. たかきびを洗います。目の細かいザルにたかきびを入れて、透明のボウルを下に置いてボウルに溜まった水が綺麗になるまで流水で洗って、ザルに上げておきます。

2. たかきびを炊きます。圧力鍋にたかきびと分量の水を入れて弱火にかけ、ゆっくりと10分かけて沸とうさせます。お鍋の底からぷくぷくと泡が出てきたら、ほんの数粒のお塩を入れ、蓋をして、弱火で15分炊きます。普通のお鍋の場合は、30分程度炊きます。

3. 炊き上がったら火を止め、お鍋を濡れ布巾の上に下ろして10分蒸らします。蒸らし終わったら蓋を開け、天地を返して混ぜ、ほぐします。

4. 玉ねぎを5mm角のみじん切りにします。まず縦に半分に切り、玉ねぎの筋に沿って芯を残して放射状に5mm幅に切り込みを入れます。玉ねぎの向きを90度変えて、5mm 幅に切ってみじん切りにします。

5. フライパンに油を入れて弱火にかけ、4の玉ねぎを木べらでゆっくりと、右回りに動かしながら、玉ねぎが透明になり、甘い香りがしてきたら火を止めて冷まします。

6. ボウルに、炊いたたかきびと玉ねぎとパン粉を入れ、手で混ぜ合わせます。よく混ざったら塩を加えて、さらに混ぜ合わせます。

7. 6をハンバーグの形に整形します。

8. 温めたフライパンに菜種油をひいて、ハンバーグを焼きます。まず焼き目がつくまで中火で2~3分ほど焼いたら、フライ返しでひっくり返して弱火にし、蓋をして5~6分焼きます。5~6分たったら蓋をとり、中火で2~3分焼き目がつくまで焼けばできあがりです。火を強くしすぎると焦げるので、注意してください。

9. 八丁味噌ソースを作ります。すり鉢に八丁味噌を入れ、すりこぎを右回りに回して味噌を滑らかにします。メープルシロップ、りんごジュースを入れて、さらに滑らかにして、味を整えたらできあがりです。

10. 8のハンバーグに、9のソースをかけていただきます。

レシピ監修

マクロビ料理師範
マダム・カーコ