
冬の凝縮のエネルギーを持つ乾物と野菜を煮込んだシチューは、冬に限らず、冷えているときに食べると、とても体が温まります。乾燥させた豆類は全般に陽性な冬のエネルギーで、豊富なたんぱく質は寒い冬のエネルギー源になります。3種の豆を使い、それぞれの風味、食感、エネルギーの違いを楽しめるシチューに仕上げました。

この料理は、
腎臓・膀胱を
養うお料理です。
材料(2人分)
- 黒豆 大さじ2
- 白いんげん豆 大さじ2
- 大豆 大さじ2
- 昆布 3cm
- 高野豆腐(1cm角) 1枚
- 干し椎茸 2枚
- 切り干し大根 1/8カップ
- 水 各豆の3倍
- 玉ねぎ 1/4カップ
- 人参 1/4カップ
- ごぼう 1/4カップ
- ブロッコリー 1/4カップ
- かぼちゃ 1/4カップ
- 生姜(すりおろし) 小さじ1
- 水 適量
- 醤油 小さじ1/2
- 塩 ひとつまみ
作り方
1. 豆はそれぞれ3倍の水に一晩浸けておきます。
2. 昆布は水で戻して切手大の大きさに切ります。
(または水で戻さずに、キッチンはさみで切手大に切ってもよいです。)
高野豆腐は水に浸けて戻して、1cm角に切ります。干し椎茸は水に浸けて戻してから、2cm幅の回し切りにします。切り干し大根は袋から出して、バットに広げてほぐしてから、ボウルに入れて水で戻します。戻ったら1cmの長さに切ります。
3. 圧力鍋に2の材料を、昆布、干し椎茸、切り干し大根、高野豆腐、豆(浸け汁ごと)の順に重ねて入れ、弱火にかけます。ゆっくり沸とうさせて、沸とうしたら蓋をして強火にし、圧力がかかったら弱火にして10分炊きます。10分経ったら火を止めて、濡れ布巾の上に置いて、お鍋の側面を別の濡れ布巾で拭きます。
4. 鍋を火にかけている間に野菜を切ります。ごぼうと人参は7mmの角切りにします。玉ねぎとかぼちゃ、ブロッコリーの茎は1cmの角切りにします。
5. ブロッコリーの花の部分は、一口大に切って下茹でします。たっぷりのお湯で茹で、色がきれいになったらザルにあげて、うちわで扇いで粗熱を取っておきます。
6. 3の鍋の圧力が抜けたら蓋を開け、味をみて、豆が柔らかくなっているの を確認します。同じ鍋に、ごぼう、たまねぎ、人参、ブロッコリーの茎の順に重ね入れ、材料全部がかぶるくらいの水を加えて、弱火でクツクツ煮ます。
7. 人参の色 が 鮮 やかになり、柔らかくなったら 、かぼちゃを加え 、煮 崩 れしないように 気を付けながら、柔らかくなるまで煮ます。最後に下茹でしておいたブロッコリーの花の部分を入れます。
8. 味を確認し、醤油とひとつまみの塩で味を調えます。
9. 器に盛り付けたら、すりおろした生姜を添えてできあがりです。
※ 6で豆が硬かったら、もう一度蓋をして、数分圧力をかけます。
レシピ監修

マクロビ料理師範
マダム・カーコ