
球形野菜のかぼちゃは自然な中庸の甘みを持っています。
この甘みは、糖の分子が連なる多糖類で、分解に時間がかかるため血糖値の上昇が穏やかで体に優しく、私たちの心身を落ち着かせ、安定させてくれます。甘みをとるときは、野菜や穀物の自然な甘みを優先すると、不安定な心と体が安定してきます。スープに麦を加えることで、春のエネルギーも取り入れられます。

この料理は、
脾臓・胃・膵臓を
養うお料理です。
材料(4〜5人分)
- 丸麦 1/4カップ
- 水 75cc
- かぼちゃ 1/4個
- 水(蒸し煮用) 大さじ3〜
- 塩 ほんのひとつまみ
- 水(スープ用) 4カップ
作り方
1. 麦をボウルに入れ、右回りに手でかき混ぜながらきれいに洗ってザルにあげます。鍋に入れて1.5倍の水を加え、15分かけて弱火で沸とうさせます。
2. 沸とうしたら、ひとつまみの塩を入れ、蓋をして弱火で炊きます。圧力鍋の場合は20分、普通の鍋の場合は40分です。
3. 時間がきたら、濡れ布巾の上に鍋を置いて、もう一枚の濡れ布巾で、鍋の側面と上部を拭き、10分ほど蒸らしておきます。蒸らし終わったら天地返しをしておきます。
4. かぼちゃを蒸し煮にします。一口大の大きさに切って、バットに並べ、ひとつまみの塩を振り、かぼちゃをマッサージしておきます。
5. 皮を下にしてかぼちゃを鍋に並べ、大さじ3の水を加え、蓋をして弱火で蒸し煮にします。焦げそうなら、少しずつ水を足します。
6. かぼちゃが柔らかくなったら、皮と身に分けて、身を裏ごしします。
7. 6のかぼちゃを鍋に戻し、4カップの水を加えて3の麦を入れ、弱火にかけます。
8. 味見をして、よければできあがりです。
レシピ監修

マクロビクッキングティーチャー
マダム・カーコ
