
レーズンの甘さ、パセリの苦味、ひまわりの種のコクが陽性な玄米を軽くし、味をつけなくてもそのままでおいしくいただけます。おかずがなくても食べられるので、お弁当にもおやつにも重宝します。

この料理は、
肝臓・胆のうを
養うお料理です。
材料(2人分)
- 玄米 1合
- 水 2合
- 塩 ほんの数粒
- レーズン 大さじ2~
- パセリ(みじん切り) 大さじ3~
- ひまわりの種 大さじ2~
作り方
1. 玄米をバットに広げ、両手で玄米を優しく触りながらその状態を確認し、黒くなったものや、傷がついた玄米があれば取り除きます。
(毎日触って、玄米と仲良くなりましょう。季節や天候の変化による、ちょっとした玄米の水分量の変化に気付けるようにな りま す。

2. ボウルに1の玄米を入れ、たっぷりの水を注ぎます。
(この水が一番大切!出会い水と呼び、玄米はとても乾燥していて、最初につけたこの水を一番よく吸います。浄水器の水やミネラルウォーターなど、美味しい水を使うなら、ここで使うと玄米が美味しく炊けます。

3. 玄米が舞い上がるように、底からすくい上げるようにして、右回りに回しながら玄米を優しく洗います。何度も水を替え、濁りがなくなるまで洗います。
(一回ずつ丁寧に洗い、ザルを使って完全に水を切ると洗う回数が減ります。)

4. きれいに洗った玄米は、ザルにあげて水を切ります。

5. 4を土鍋に入れ、分量の水を注ぎます。弱火~中火くらいの火加減で、10分程度で沸とうするように火加減を調整します。

6. 鍋の下の方からプク、プクと気泡が上がり始め、玄米がゆらゆらと動くような状態になったら、「ほんの数粒」の塩を入れます。塩は高い位置から、右回りに指をひねるようにして加えます。

7. 強火にしてグツグツッ、グラグラッと沸とうしたら蓋をします。そのまま強火にしておいて、土鍋の蓋の穴から蒸気が勢いよく飛び出したら、ごくごく弱火にして40分炊きます。木栓をする場合は、ここで土鍋の蓋の穴に木栓を差し込みます。

8. 40分経ったら、一度強火にしてから火を止め、濡れ布巾の上に土鍋をおろします。もう一枚の濡れ布巾で蓋と鍋の側面を拭き、粗熱を取ります。
(濡れ布巾で蓋と鍋の側面を拭くことで、余熱によってごはんが焦げることもなく、また土鍋にこびりつきにくくなります。)

9. ひまわりの種を小さなフライパンに入れて、弱火から中火で炒り、器に取り出しておきます。
※ 炒るときは、フライパンを上下に振るように動かします。
※ フライパンに油の筋がついて、香ばしい香りがしたら炒れた合図です。

10. 8の玄米を10分蒸らしたら、蓋を開けてしゃもじで天地返しをします。ボウルにご飯を入れて、レーズン、ひまわりの種、パセリを入れて、軽く混ぜ合わせて、器に盛ってできあがりです。

レシピアドバイス
- 玄米は洗って、4時間から一晩浸水しておくと、よりふっくらと美味しく炊けます。
- 2合以上で炊く方が、おいしく炊くことができます。
- 玄米を右回りで洗うと、陰性のエネルギーを受けてよりふっくら仕上がります。
- 塩を高いところから右にひねって加えると、陰性のエネルギーを受けて、塩が自然と全体に広がりやすくなります。
- 何度も炊いているうちに、水加減と火加減は感覚でわかるようになってきます。火と水の力を借りて、おいしい玄米を炊けるようになりましょう。
レシピ監修

マクロビ料理師範
マダム・カーコ