
押麦を混ぜて炊いた玄米ご飯に、梅干し入りの合わせ酢を加え、白ごまをたっぷり加えて作るオリジナルのすし飯は、風味豊かで消化がよく、腸内環境を整えてくれます。
このすし飯を、野菜や豆の具材と一緒に海苔で巻けば、一切れに必要な栄養とエネルギーが全て入った究極のバランスメニュー「巻き寿司」ができあがります。

この料理は、肝臓・胆のうを
養うお料理です。
材料
- <すし飯>
- 玄米 1.5合
- 押麦 1/4カップ
- 水 玄米と押麦の合計の1.2倍
- 昆布 切手大1 枚
- 白ごま 大さじ2~
- <合わせ酢>
- 梅干し 大さじ1/2
- 米酢 大さじ1と1/2
- 味の母(みりん) 大さじ1と1/2
- 甜菜糖 小さじ1と1/2
- 塩 ひとつまみ
作り方
1. 玄米と押麦は合わせてきれいに洗います。

2. 圧力鍋に1を入れ、1.2 倍の水を加えて弱火にかけ、10 分かけて沸とうさせます。
沸とうしたら昆布を入れて蓋をし、強火にします。圧がかかったら、25 分炊きます。

3. 合わせ酢を作ります。梅干しは、包丁の先を使ってペースト状にし、すり鉢でよくすります。
米酢、みりん、甜菜糖を加えて、滑らかになるまで混ぜ合わせ、最後に塩で味を整えます。

4. 2の玄米が炊き上がったら圧力鍋を濡れ布巾の上におろし、鍋の周囲と蓋をもう一枚の濡れ布巾で拭きます。10 分蒸らしたら蓋を開けてご飯の天地を返します。

5. 蒸らし終えた4のご飯を飯切りに入れ、3の合わせ酢と炒りごまを加え、 うちわで扇ぎながら、しゃもじでご飯を切るように混ぜ合わせます。 粗熱が取れ、水分がなくなったら酢飯のできあがりです。
※ 粘りが出るので、混ぜすぎないようにします。
※ 味の母は、米と米麹からもろみを醸造し、塩を加えた醗酵調味料です。みりんの旨みと酒の風味を合わせ持ち、料理の味をまろやかにします。本みりんや酒と同様、アルコールが含まれますが、塩分が含まれるため酒税の対象外で、手頃な値段で買うことができます。
本みりんの代わりに使うことができますが、塩分を考慮して、調整する必要があります。

レシピアドバイス
- 玄米は洗って、4時間から一晩浸水しておくと、よりふっくらと美味しく炊けます。
- 2合以上で炊く方が、おいしく炊くことができます。
- 玄米を右回りで洗うと、陰性のエネルギーを受けてよりふっくら仕上がります。
- 塩を高いところから右にひねって加えると、陰性のエネルギーを受けて、塩が自然と全体に広がりやすくなります。
- 何度も炊いているうちに、水加減と火加減は感覚でわかるようになってきます。火と水の力を借りて、おいしい玄米を炊けるようになりましょう。
レシピ監修

マクロビ料理師範
マダム・カーコ
