
玄米には人間が必要とする栄養素がほとんど全て含まれているので「完全栄養食」と呼ばれていますが、玄米をしっかり噛まずに食べると、消化不良を起こし、胃腸に負担をかけてしまうこともあります。
玄米を炒ってからお粥にすることで、玄米に含まれる脂肪分が分解され、消化吸収がより良くなり、身体に負担がかからないようになります。
風邪や胃もたれ食欲不振などの症状に効果的で、日常の朝ご飯にもおすすめです。

この料理は、肺・大腸を
養うお料理です。
材料(2人分)
- 玄米 1カップ
 - 水 4カップ
 - 塩 ほんのひとつまみ
 
作り方
1. 玄米をバットに広げ、両手で玄米を優しく触りながらその状態を確認し、黒くなったものや、傷がついた玄米があれば取り除きます。(毎日触って、玄米と仲良くなりましょう。季節や天候の変化による、ちょっとした 玄米の水分量の変化に気付けるようになります。)

2. ボウルに1の玄米を入れ、たっぷりの水を注ぎます。(この水が一番大切!出会い水と呼び、玄米はとても乾燥していて、最初につけたの水を一番よく吸います。浄水器の水やミネラルウォーターなど、美味しい水を使うなら、ここで使うと玄米が美味しく炊けます。)

3. 玄米が舞い上がるように、底からすくい上げるようにして、右回りに回しながら玄米を優しく洗います。何度も水を替え、濁りがなくなるまで洗います。(一回ずつ丁寧に洗い、ザルを使って完全に水を切ると洗う回数が減ります。)

4. きれいに洗った玄米は、ザルにあげて水を切ります。

5. 圧力鍋に、洗って水を切った玄米を入れ、玄米がふっくらとして、ぬかのツンとした匂いが、香ばしく甘い香りに変わるまで、木べらで右回りに混ぜながら弱火で乾炒りします。
6. 玄米の香りが変わったら、水を加えて15分ほどで沸とうするように火加減を弱火で調節します。

7. 沸とうしたら塩を加え、蓋をして強火にして、圧力をかけます。圧がかかったら、弱火にして50分炊きます。
8. 50分経ったら火から下ろし、ぬれ布巾の上に置きます。
圧力鍋の蓋と側面をもう一枚のぬれ布巾で拭いて、粗熱をとります。圧が抜け るまで10分ほど蒸らします。

レシピ監修

マクロビクッキングティーチャー
マダム・カーコ
