
陰性な大麦と玄米を1対1の割合で土鍋で炊くと、大麦の軽やかなエネルギーが加わって、玄米を軽く食べられます。特に陽性に傾いている方や女性、春から夏にかけておすすめの玄米の炊き方です。土鍋の蓋の穴に木栓をして炊くと、やや陽性になるので、体調や気分に合わせて使うと良いでしょう。

この料理は、肝臓・胆のうを
養うお料理です。
材料(4〜5人分)
- 玄米 1合
- 押麦 1合
- 水 4合
- 塩 ほんの数粒
作り方
1. 玄米をバットに広げ、両手で玄米を優しく触りながらその状態を確認し、黒くなったものや、傷がついた玄米があれば取り除きます。( 毎日触って、玄米と仲良くなりましょう。季節や天候の変化による、ちょっとした玄米の水分量の変化に気付けるようになります。)

2. ボウルに1の玄米を入れ、たっぷりの水を注ぎます。(この水が一番大切!出会い水と呼び、玄米はとても乾燥していて、最初につけたの水を一番よく吸います。浄水器の水やミネラルウォーターなど、美味しい水を使うなら、ここで使うと玄米が美味しく炊けます。)

3. 玄米が舞い上がるように、底からすくい上げるようにして、右回りに回しながら玄米を優しく洗います。何度も水を替え、濁りがなくなるまで洗います。(一回ずつ丁寧に洗い、ザルを使って完全に水を切ると洗う回数が減ります。)

4. きれいに洗った玄米は、ザルにあげて水を切ります。

5. 4を土鍋に入れ、分量の水を注ぎます。弱火~中火くらいの火加減で、10 分程度で沸騰するように火加減を調整します
6. 鍋の下の方からプク、プクと気泡が上がり始め、玄米がゆらゆらと動くような状態になったら、「ほんの数粒」の塩を入れます。塩は高い位置から、右回りに指をひねるようにして加えます。

7. 強火にしてグツグツッ、グラグラッと沸とうしたら蓋をします。そのまま強火にしておいて、土鍋の蓋の穴から上記が勢いよく飛び出したら、ごくごく弱火にして40分炊きます。木栓をする場合は、ここで土鍋の蓋の穴に木栓を差し込みます。

8. 40 分経ったら、一度強火にしてから火を止め、濡れ布巾の上に土鍋をおろします。もう一枚の濡れ布巾で蓋と鍋の側面を拭き、粗熱を取ります。(濡れ布巾で蓋と鍋の側面を拭くことで、余熱によってごはんが焦げることもなく、また土鍋にこびりつきにくくなります。)

レシピアドバイス
- 玄米は洗って、一晩浸水しておくと、よりふっくらと美味しく炊けます。
- 残った玄米ご飯はチャーハンやリゾット等にしても美味しくいただけます。
レシピ監修

マクロビクッキングティーチャー
マダム・カーコ
