
アマランサスは陰性な夏の拡散のエネルギーの穀物で、カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富なスーパーフードです。玄米が陽性過ぎと感じる方は、アマランサスなど軽いエネルギーの雑穀を混ぜて炊くと、玄米が陰性になり、軽くて食べやすくなります。

この料理は、
心臓・小腸を
養うお料理です。
材料(2人分)
- 玄米 1合
- 水 1.5合
- アマランサス 大さじ1
- 塩 ほんの数粒
作り方
1. アマランサスを洗います。シンクに透明のボウルを置いておきます。アマランサスを目の細かいザルに入れ、ボウルの上でザルを振るようにしながら、流水で洗います。洗うときは、手でアマランサスを触らないようにします。ボウルに溜まる水がきれいに濁らなくなったら、ザルのまま水を切っておきます。

2. 玄米をバットに広げ、両手で玄米を優しく触りながらその状態を確認し、黒くなったものや、傷がついた玄米があれば取り除きます。(毎日触って、玄米と仲良くなりましょう。季節や天候の変化による、ちょっとした玄米の水分量の変化に気付けるようにな りま す。

3. ボウルに2の玄米を入れ、たっぷりの水を注ぎます。(この水が一番大切!出会い水と呼び、玄米はとても乾燥していて、最初につけたこの水を一番よく吸います。浄水器の水やミネラルウォーターなど、美味しい水を使うなら、ここで使うと玄米が美味しく炊けます。)

4. 玄米が舞い上がるように、底からすくい上げるようにして、右回りに回しながら玄米を優しく洗います。何度も水を替え、濁りがなくなるまで洗います。(一回ずつ丁寧に洗い、ザルを使って完全に水を切ると洗う回数が減ります。)

5. きれいに洗った玄米は、ザルにあげて水を切ります。

6. 1のアマランサスと5の玄米を圧力鍋に入れ、分量の水を注ぎます。弱火~中火くらいの火加減で、10分程度で沸とうするように火加減を調整します。

7. 鍋の下の方からプク、プクと気泡が上がり始め、玄米がゆらゆらと動くような状態になったら、「ほんの数粒」の塩を入れます。塩は高い位置から、右回りに指をひねるようにして加えます。

8. 蓋をしっかり閉めて、強火にして圧力をかけます。圧力がかかったら弱火にして、25分炊きます。(圧力のピンが下がっていないか、また、上がりすぎていないか、時々、確認し、必要があれば火加減を調整し、圧力を25分間キープします。)

9. 25分経ったら、一度強火にしてから火を止め、濡れ布巾の上に鍋をおろします。もう一枚の濡れ布巾で蓋と鍋の側面を拭き、粗熱を取ります。(こうすると、余熱によってご飯が焦げることもなく、また、鍋にこびりつきにくくなります。)

10. 5~10分蒸らし、圧力が下がったら、蓋を開けます。蓋に付いている水分でしゃもじを濡らし、ご飯に十字を切るようにしゃもじを入れ、天地返しをします。(蓋についている水分でしゃもじを濡らすと、しゃもじがご飯になじみやすくなります。天地返しは、十字に切った扇形のご飯の中心を外側に、下側を上にひっくり返すイメージです。炊き上がりが均等になり、同時にご飯が空気を含み、ふんわり仕上がります。)
※ 玄米は洗って、4時間から一晩浸水しておくと、よりふっくらと美味しく炊けます。
※ 2合以上で炊く方が、おいしく炊くことができます。
※ 玄米を右回りで洗うと、陰性のエネルギーを受けて、よりふっくら仕上がります。
※ 塩を高いところから右にひねって加えると、陰性のエネルギーを受けて、塩が自然と全体に広がりやすくなります。
※ 何度も炊いているうちに、水加減と火加減は感覚でわかるようになってきます。火と水の力を借りて、おいしい玄米を炊けるようになりましょう。

レシピアドバイス
- 玄米は洗って、4時間から一晩浸水しておくと、よりふっくらと美味しく炊けます。
- 2合以上で炊く方が、おいしく炊くことができます。
- 玄米を右回りで洗うと、陰性のエネルギーを受けてよりふっくら仕上がります。
- 塩を高いところから右にひねって加えると、陰性のエネルギーを受けて、塩が自然と全体に広がりやすくなります。
- 何度も炊いているうちに、水加減と火加減は感覚でわかるようになってきます。火と水の力を借りて、おいしい玄米を炊けるようになりましょう。
レシピ監修

マクロビ料理師範
マダム・カーコ