天ぷらは、揚げている間に衣の水分が蒸発する一方で、中の具材は蒸されていくため、具材の栄養素と旨みを封じ込めることができる調理法です。
陰性な油と相性のいい陽性な炒り塩を添えると、陰陽のバランスが取れます。また、胸焼け防止に油を溶かす大根おろしを添えていただきましょう。

 

この料理は、
脾臓・胃・膵臓
養うお料理です。

材料(2~3人分)

  • ごぼう 25g
  • かぼちゃ 25g
  • 玉ねぎ 25g
  • 舞茸 1/2パック
  • 三つ葉 大さじ1
  • 塩 適宜
  • 菜種油 適宜
  • 玄米粉 大さじ1.5~
    (または米粉)
  • 水 大さじ1.5~

作り方

1. 野菜を切ります。

① ごぼうはささがきにします。

② かぼちゃは半分に切ってから放射線状に2mm幅に薄くスライスして、さらに2mm幅の棒状に切ります。

③ 玉ねぎは筋に沿って放射状に2mm幅に薄くスライスをします。芯のところはV字型に切ってから、細かくみじん切りにします。

④ 舞茸は細かく手で裂きます。

⑤ 三つ葉は5cmの長さのざく切りにしておきす。


2. 野菜をボウルに入れ、玄米粉または米粉(分量外)を加えて野菜全体にまぶすように、菜箸でざっくり混ぜ合わせます。
※ こうすれば、少ない衣でしっかりまとまり、軽い食感に仕上がります。


3. 溶き粉(衣)を作ります。

① 玄米粉(米粉)をふるいます。

② ボウルに玄米粉(米粉)と水を入れ、菜箸で混ぜ合わせます。


4. かき揚げを揚げます。

① 菜種油を揚げ鍋に入れ、170~180度に温めます。
※ 菜箸に溶き粉をつけて油の中に一滴落とし、落とした衣がすぐに静かに浮き上がると170~180度です。

② 揚げる直前に、小さめの器またはお玉の中で、2の野菜と3の溶き粉を1個分ずつ混ぜ合わせます。

③ 菜箸で少し押さえるようにして②の野菜をまとめ、油にそっと落とし入れます。   
※ お玉に残ったり、油の中で散った野菜は、中心のかき揚げの上にまとめてのせます。

④ 30秒ほど触らずに置いたら、ひっくり返して1分~1分半揚げるのが目安です。
※ 大きなかき揚げの場合、ひっくり返した後、菜箸を刺して1~2箇所に穴を開けると、火通りがよくなり、短時間で均一に揚がります。

⑤ カリッとなったら、かき揚げを縦に持って、チャッチャッと3回ほど油を切ってから引き上げます。


レシピアドバイス

  • 野菜は全体的に細長く、太さを均一に切るのがポイントです。
    材料をまとめやすく、火の通りが均一になります。
  • 揚げるときは少量ずつ揚げ、一度にたくさん揚げないことが大切です。
    お玉や小さな器の中などで、ひと塊にしてから油に落とすと、きれいな形になります。
  • 油の温度の目安
    少量の衣を油の中に落として温度を確認します。
    【 150℃~160℃】 衣は底まで沈み、ゆっくり上がってくる。
    【 170℃~180℃】 衣は途中まで沈み、静かに浮き上がってくる。
    【 180℃~190℃】 衣は途中まで沈み、すぐ浮かんでくる。
  • 衣に小麦粉を使う場合
    小麦粉にはグルテンが入っていて粘りが出やすいため、冷水を使ってさっくりと混ぜ、混ぜすぎに注意します。衣が粘ると、重く、べたっとした仕上がりになります。
目次

レシピ監修

マクロビ料理師範
マダム・カーコ

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